移動平均線と株価の流れ
株価はだいたい6カ月から1年くらいかけて下降し、6か月くらいから1年くらいかけて上昇します。
それよりもその期間が短い時もありますし、1年よりもはるかに長く上昇を続けることがあります。
基本的には上昇の期間よりも、下降の期間のほうが短いことが多いです。
また銘柄や市場の状況によってその期間は変わってきます。

これは日経平均の2010年4月から2011年4月までのチャートです。
のちほど細かく説明をしていきますが、まず覚えていただきたいこととしまして、図にある緑色の線が日経平均の直近75日の株価の終値の平均値を表しています。
のちほど細かく説明をしていきますが、まず覚えていただきたいこととしまして、図にある緑色の線が日経平均の直近75日の株価の終値の平均値を表しています。
これを75日移動平均線といいます。
これから株式投資を勉強していっていただくにあたり、チャートというものをご覧いただいていきますが、チャートには、先程お伝えしたローソク足の他に、75日移動平均線、25日移動平均線、5日移動平均線というものが表示されています。
そして、
・75日移動平均線は緑色
・25日移動平均線は青色
・5日移動平均線は赤
・75日移動平均線は緑色
・25日移動平均線は青色
・5日移動平均線は赤
で表示されています。
また、75日移動平均線と同様に、
・25日移動平均線は直近25日の株価の終値の平均値
・5日移動平均線は直近5日の株価の終値の平均値
・5日移動平均線は直近5日の株価の終値の平均値
となります。
この緑色の線である75日移動平均線が株価の状態を見るにあたって一番の平均の線だと言われています。
言い換えると、さまざまな銘柄について、
75日移動平均線が本来あるべきであろう値(株価)
と考えられています。
言い換えると、さまざまな銘柄について、
75日移動平均線が本来あるべきであろう値(株価)
と考えられています。
ですから、この緑色の線を常に基準と考えてもいいですし、実際に、
緑色の線(75日移動平均線)よりもローソク足が下にあれば株価は下がっていることが多い。
緑色の線(75日移動平均線)よりもローソク足が上にあれば株価は上がっていることが多い。
緑色の線(75日移動平均線)よりもローソク足が上にあれば株価は上がっていることが多い。
という傾向が非常に強く、そう考えていただいていいでしょう。
そして、ローソク足は、75日移動平均線の上にいる時は、上に膨らもうとします。
そして、75日移動平均線の下にいる時は、ローソク足は下に膨らもうとします。
そして、75日移動平均線の下にいる時は、ローソク足は下に膨らもうとします。
しかし、必ず、上に膨らみながらも、下に膨らみながらも75日移動平均線まで戻ってこようとします。
これを何度か繰り返します。
これを何度か繰り返します。

株価上昇の場合
ローソク足は75日線を上に抜けると、上に膨らみながらも75日線に戻り、また上に膨らみ再び戻ってきます。
ローソク足が75日線の上に行き、株価が上昇してくるとまず75日線がだんだん上向きになっていきます。

そしてローソク足が75日線の上に膨らみながらも、75日線に近づこうとするのは、先程もお伝えした通り、75日線は本来あるべきであろう株価ということですので、一旦元の位置に戻ろうとします。
しかしながら、75日線が上向きということは、その銘柄は上昇傾向にあるということですので、本来あるべき株価に近くても割安感から、また買いが入り、ローソク足が上に膨らんでいくということになります。


株価下降時の場合
一方、株価が下落する場合は、ローソク足が75日線を下に抜けると、下に膨らみながら75日線に戻り、また下に膨らみ再び戻ってきます。

実際のチャートですと以下の図のようになります。

上昇の2パターンとは逆に、ローソク足が75日線の下に行くと、75日線の向きはだんだんと下向きになっていきます。
ローソク足は75日線よりも離れて下へ膨らんでいきますが、本来あるべき株価であろう値を示している75日線に近づいていき、それを繰り返します。
ローソク足は75日線よりも離れて下へ膨らんでいきますが、本来あるべき株価であろう値を示している75日線に近づいていき、それを繰り返します。