市況状況
本日の日経平均は16254.45円、前日比-0.44円、ほぼ同値(厳密には微かな反落)となりました。
4日の米株安(欧州株高を受け買い先行で始まりましたが、雇用統計を控え前日終値を挟む小動きの展開となり、NYダウは-2.95ドルの18352.05ドルと小幅に反落)、
為替円高(米雇用統計を前に様子見色が強く、ドル円は1ドル=101.50円台から101.20円台まで)となりましたが、日経平均は前日後場のETF買いによる下支えのインパクトが大きかったのか、
+24.10円の16278.99円と売り方の手仕舞いに繋がる買い先行でスタートしました。
その後は今夜の米雇用統計を控え積極的な上値追いには繋がらず16300円を挟み上下に揉み合い、引けにかけて売り優勢の流れのまま本日の取引を終えました。
日経平均の日足チャートを確認すると、ダウ理論は揉み合い、ローソク足は緩やかな下向き75日線の下・上向き25日線の上に、価格帯別売買高の最大値は現値より上に位置し、MACDはデッドクロス中、一目均衡表は三役好転が崩れた状態です。
週足チャートでは、ローソク足は横向き13週線の上に位置しMACDはゴールデンクロス中ですが、緩やかな下向き26週線・39週線の下に位置していることから上値の重さが感じられます。
月足チャートではローソク足は横向き6か月線・下向き12か月線・緩やかな上向き24か月線の下に位置しており、ここ数か月揉み合い傾向で17000~18000円付近に上値が抑えられていることから急騰する見込みは少ないと考えることができます。
今週1週間が終了しました。週足ベースでは、3週連続の陰線示現となり、上昇するパワーは弱く再びMACDがデッドクロスとなることで16000円を下抜けした場合15000円を目指す動きとなる可能性もあります。
ただ、日足チャートにて前日の日銀のETF買いが下支えとなっているのか、今後も下げれば拾われることも考えられるため(節目の16000円が大きなサポートなのか!?)、本日の1日の動きのようにはっきりとした方向が出にくい状況(米雇用統計を控えた買いにくさ、日銀ETF買い出動による売りにくさ、という双方の動きずらさあり)とも言えるでしょう。
とはいえ、今夜の米雇用統計が上下どちらかへ動く分岐点となる可能性があるため、この結果を見極めてから買い戦略・売り戦略につなげていくことが賢い方法と考えます。
そのため、本日の新規推奨銘柄は見送りとして、米雇用統計の結果が反映される月曜日の状況を見て新規推奨とさせていただきます。
今週は短期戦にて大きく利益を出された会員様が多かったと思いますが、引き続き来週も利益確定をしっかりとおこない相場に臨んでいきましょう!
日経平均 日足チャート 2016/8/5 終値
推奨銘柄
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2809 キューピー
【7/28推奨銘柄】
売買:空売り
エントリー価格:3125円(7/29 約定済)
手仕舞い価格:2934円(8/5 約定済)
目標:3000円付近(8/4 3000円到達 +4.0%)
目標価格3000円に到達(+4.0%)後、2896円を付け+7.3%となる場面がありましたが、本日、2934円(+6.1%)で利益確定となりました。
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3391ツルハHD
【8/3推奨銘柄】
売買:空売り
エントリー価格:11480円(8/4 約定済)
手仕舞い価格:10740円以上(8/5 終値上抜け)
目標:11000円付近(8/5 11000円 +4.2%)
引き続き、保持です。
本日、目標価格11000円到達後、10420円を付け+9.2%となる場面がありましたが現在、+6.5%で推移しています。
日足チャートにてダウ理論は下降、ローソク足は緩やかな下向き75日線・下向き25日線の下に、価格帯別売買高の最大値は現値より上に位置し、MACDはデッドクロス中、一目均衡表は三役逆転中です。
週足チャートにおいてはダウ理論は揉み合い、ローソク足は上向き39週線・26週線・13週線の下に位置し、MACDはデッドクロス中、信用残チャートにおいては売り残が買い残より多いですが売り残は減少傾向にあります。
月足チャートにおいては、上向き24か月線の上にローソク足が位置していますが12か月線・6か月線の下に位置しています。
短期戦のため、手仕舞い価格は、8月5日の終値上抜けに設定し、来週に臨みます。
来週、手仕舞いとならずに下落した場合は、手仕舞い価格を切り下げることを検討いたします。
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