◆市況状況◆
本日の日経平均は16635.77円、前週末比+66.50円、続伸となりました。
29日の米株小幅安(欧州株高の反面、GDPが市場予想を下回ったことから売り優勢となり、NYダウは-24.11ドルの18432.24ドルと5営業日続落)、
為替円高(GDP発表後にドル売りが進み、ドル円は1ドル=103.60円台から102.30円台まで)の流れを受け、日経平均は-153.96円の16415.31円と反落スタートとなりました。
その後、16319.15円(-250.12円)まで下げ幅を広げる場面がありましたが、売り一巡後はじりじりと下げ幅を縮小し、前引けにかけてプラス圏へ切り返し、
後場は前日終値付近が支持線として機能し底堅い展開のまま本日の取引を終えました。
日経平均の日足チャートを確認すると、ダウ理論は上昇(短期的には揉み合い)、ローソク足は緩やかな上向き75日線・上向き25日線の上に、価格帯別売買高の最大値は現値付近に位置し、MACDはデッドクロス中、一目均衡表は三役好転中です。
週足チャートではローソク足は緩やかな上向き13週線・緩やかな下向き26週線の上に位置し、MACDはゴールデンクロス中ですが下向き39週線の下に位置していることから17000円付近まで反発場面が想定できるも上値の重さから更なる上昇は考えにくいと言えます。
月足チャートではローソク足は上向き6か月線の上・下向き12か月線・緩やかな上向き24か月線の下に位置しており、ここ数か月揉み合い傾向にありますが、週足同様17000円~18000円付近に上値が抑えられていることから急騰する見込みは少ないと考えることができます。
8月がスタートしました。為替は前週金曜日に大きく円高方向に進み1ドル=102円台半ばを推移しながらも、株価は75日線と25日線が下支えとして機能していることが把握できるため、今後の急落の可能性は少ないと言えます。
急落の可能性が少ないとはいえ、上記チャート解説から、一旦の上値メドは17000円付近までとみることができ、方向感のない展開が想定されます。
そのため、今週の売買戦略としては、買い目線の銘柄には短期的な上昇の場面を買いで獲る作戦が良策と言えるでしょう。
そして、明日の2日に政府による経済対策の発表、3日に内閣改造を予定していることから今後の政策期待が意識されると思われますが、前週末から本格化している国内主要企業決算発表を控えていることから、決算内容によっては大きく上下に動く銘柄も散見されるでしょう。
◆推奨銘柄◆
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2212 山崎パン
【7/25推奨銘柄】
売買:空売り
エントリー価格:2822円(7/26 約定済)
手仕舞い価格:2828円(8/1 約定済)
目標:2700円付近
本日、手仕舞いとなりました。
約定後、2774円をつけ+1.7%となる場面がありましたが、買戻しも入ったことから-0.2%の軽微なロスカットとなりました。
チャート的にはWトップチャートであることや25日線が上値抵抗線として機能していることから、売り目線続行となりますが、決算発表が明日となるため、撤退といたしました。
本銘柄は推奨から外します。
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4974 タカラバイオ
【7/27奨銘柄】
売買:買い
エントリー価格:1481円(7/28 約定済)
手仕舞い価格:1532円以下(8/1 終値下抜け)
目標:1550円付近(8/1 1549円 +4.6%)
引き続き、保持です。本日、目標価格付近となる1549円(+4.6%)をつけましたが、現在、+3.5%で推移しています。
日足チャートにてダウ理論は上昇、ローソク足は横向き75日線・上向き25日線の上に、価格帯別売買高の最大値は現値より上に位置し、MACDはゴールデンクロス中、一目均衡表は三役好転中です。
週足チャートにおいてダウ理論は揉み合い、ローソク足は、上向き39週線・26週線・横向き13週線の上に位置し、MACDはゴールデンクロス中です。
しかし、信用残チャートにて買い残が増加傾向ではありませんが売り残より多く、上値の重さが感じられます。
月足チャートにおいてダウ理論は揉み合い、各移動平均線の上にローソク足が位置し、下値サポートの強さを見ることができます。
買われ過ぎの指標も見られてきたことから、早めの手仕舞いとして、手仕舞い価格を切り上げ、8月1日の終値下抜けに設定し、明日に臨みます。
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2809 キューピー
【7/28推奨銘柄】
売買:空売り
エントリー価格:3125円(7/29 約定済)
手仕舞い価格:3290円以上(8/1 25日線上抜け)
目標:3000円付近
引き続き、保持です。約定後、+1.0%をつける場面がありましたが反発して現在、-1.8%で推移しています。
日足チャートにてダウ理論は下降、ローソク足は上向き75日線の上・横向き25日線の下に、価格帯別売買高の最大値は現値より下に位置し、MACDはデッドクロス中、一目均衡表は三役好転が崩れています(逆転中、雲入りすることで三役逆転へ)。
週足チャートにおいてダウ理論は上昇、ローソク足は、上向き39週線・26週線・13週線の上に位置しています。
信用残チャートにて売り残が買い残より少し多いですが増加傾向にはないため今後の踏み上げ可能性は低いと想定できます。
月足チャートにおいてダウ理論は上昇、各移動平均線の上にローソク足が位置していますが、24か月線・12か月線からの乖離が大きいため一旦の下落を考えることができます。
ロスカット価格は、8月1日の25日線上抜けに設定し、明日に臨みます。
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8270 ユニー
【8/1推奨銘柄】
売買:買い
エントリー価格:875円以上(8/1 高値上抜け)
手仕舞い価格:852円以下(8/1 25日線下抜け)
目標:900円付近
新規推奨銘柄です。
日足チャートにてダウ理論は揉み合い(長期的には上昇)、ローソク足は上向き75日線・上向き25日線の上に、価格帯別売買高の最大値はエントリー価格より下に位置し、MACDはゴールデンクロス中、一目均衡表は三役好転中です。
週足チャートにおいてダウ理論は上昇、ローソク足は上向き39週線・26週線・13週線の上に位置し、MACDはゴールデンクロス中、信用残チャートでは、売り残が多く株価上昇に伴い今後の踏み上げとなる可能性があります。
月足チャートにおいてはダウ理論上昇、上向き24か月線・12か月線・6か月線の上にローソク足が位置し、大きな流れは上向きです。
本日、急上昇となりましたが、特別大きな売買高とならなかったことから一旦の天井の可能性も少なく、約定することで更なる上昇を考え卯ことができます。
以上から、エントリー価格は8月1日の高値上抜けとし、一旦900円付近までの利益を狙います。
約定後のロスカット価格は、8月1日の25日線下抜けに設定し、買いのスタンスで明日に臨みます。
※日経平均チャートと連動しにくい銘柄のため、短期買い目線として推奨いたします。
8270 ユニー 日足チャート 2016/8/2 終了時