◆市況状況◆
本日の日経平均は16476.84円、前日比-187.98円、大幅反落となりました。
27日の米株小幅安(欧州株高や金利据え置きとなったFOMCの結果に対する反応は薄く、原油価格の続落を受けた売りから、NYダウは-1.58ドルの18472.17ドルと3営業日続落)、
為替円高(FOMCの結果を受けたドル買いが一時的に入り106円台を捉えるもすぐにドル売り優勢となり、ドル円は1ドル=105.40円台から105.30円台まで)の流れを受け、日経平均は-68.67円の16596.15円と反落してスタートしました。
日銀金融政策決定会合を前に、買い手控え優勢の展開が大引けまで続き、16500円を割込み本日の取引を終えました。
日経平均の日足チャートを確認すると、ダウ理論は上昇、ローソク足は緩やかな上向き75日線・上向き25日線の上に、価格帯別売買高の最大値は現値より下に位置していますが、MACDはゴールデンクロスからデッドクロスに変化し、一目均衡表は三役好転が崩れました。
週足チャートではローソク足は緩やかな下向き13週線・緩やかな下向き26週線の上に位置し、MACDはゴールデンクロス中ですが下向き39週線の下に位置していることから17000円付近まで反発場面があるも上値が抑えられているため上値の重いチャートと言えるでしょう。
また、月足チャートではローソク足は下向き6か月線の上・下向き12か月線・緩やかな上向き24か月線の下に位置しており、ここ数か月揉み合い傾向にありますが、週足同様17000円~18000円付近に上値が抑えられていることから大きな上昇の見込みは少ないと考えることができます。
重要イベントである26~27日の米FOMCを無事に通過し、為替や株価への大きな影響は見られませんでした。
前日のコメントにもありますように「75日線が下値支持線として機能」している反面上値も重く、75日線と7月21日の高値の中を上下に動きていることが把握できます。
そして本日、日足MACDがデッドクロスとなりました。デッドクロスとなったことから「7月21日高値を捉えることなく」失速し一旦の下落の可能性も否めませんが明日の日銀金融政策決定会合にて、具体的な経済対策の発表があれば買い安心感にも繋がるでしょう。
以上から、明日の上下メドは、
上値メド:7月21日高値16938.96円まで、上抜けした場合は節目の17000円まで、更に上抜けした場合は39週線まで、
下値メド:75日線≒週足26週線まで、下抜けした場合は13週線まで、更に下抜けした場合は25日線≒節目の16000円まで、
とみています。
◆推奨銘柄◆
_______________
2212山崎パン
【7/25推奨銘柄】
売買:空売り
エントリー価格:2822円(7/26 約定済)
手仕舞い価格:2891円以上(7/28 25日線上抜け)
目標:2700円付近
引き続き、保持です。終値ベースにて含み益に変わり、現在+0.1%で推移しています。
日足チャートにてダウ理論は下降、ローソク足は上向き75日線の上・緩やかな上向き25日線の下に、価格帯別売買高の最大値はエントリー価格より下に位置し、MACDはデッドクロス中、一目均衡表は三役好転中です。
週足チャートにおいてはダウ理論は上昇、ローソク足は上向き39週線・26週線・13週線の上に位置し、MACDはゴールデンクロス中(デッドクロスまであと少し)、信用残チャートにおいては売り残が買い残より多い事が確認できます。
月足チャートにおいては、上向き24か月線・12か月線・6か月線の上にローソク足が位置し、大きな流れは上向きと言えます。
週足・月足チャートから上目線とみることができますが、前日に続き下落していることから短期的な上値の重さが感じられ、日足チャートにて、ダブルトップチャートの形状であると判断し、
ロスカット価格を切り下げ、7月28日の25日線上抜けに設定し、明日に臨みます。※決算発表日8月2日
_______________
4974タカラバイオ
【7/27奨銘柄】
売買:買い
エントリー価格:1481円(7/28 約定済)
手仕舞い価格:1399円以下(7/26 安値下抜け)
目標:1550円付近
本日、約定しました。現在、+0.1%で推移しています。
日足チャートにてダウ理論は上昇、ローソク足は横向き75日線・上向き25日線の上に、価格帯別売買高の最大値は現値より上に位置し、MACDはゴールデンクロス中、一目均衡表は本日三役好転となりました。
週足チャートにおいてダウ理論は揉み合い、ローソク足は、上向き39週線・26週線・横向き13週線の上に位置し、MACDはゴールデンクロスとなりました。
しかし、信用残チャートにて買い残が増加傾向ではありませんが売り残より多く、上値の重さが感じられます。月足チャートにおいてダウ理論は揉み合い、各移動平均線の上にローソク足が位置し、下値サポートの強さを見ることができます。
以上から、ロスカット価格は、引き続き7月26日の安値下抜けに設定し、明日に臨みます。
本日、約定されなかった会員様は、明日新たに買うのではなく、今後の勉強用として日々の解説を読んでいただき、次の新規推奨銘柄までお待ちください。
※決算発表日7月27日済
_______________
2809キューピー
【7/28推奨銘柄】
売買:空売り
エントリー価格:3125円以下(7/28 安値下抜け)
手仕舞い価格:3295円以上(7/28 25日線上抜け)
目標:3000円付近
新規推奨銘柄です。
7月に高値をつけてからじりじりと値を切り下げている銘柄へ空売りを仕掛ける作戦です。
日足チャートにてダウ理論は下降、ローソク足は上向き75日線の上・横向きから緩やかな下向きに変化した25日線の下に、価格帯別売買高の最大値はエントリー価格より下に位置し、MACDはデッドクロス中、一目均衡表は三役好転が崩れています(逆転中、雲入りすることで三役逆転へ)。
週足チャートにおいてダウ理論は上昇、ローソク足は、上向き39週線・26週線・13週線の上に位置しています。信用残チャートにて売り残が買い残より少し多いですが増加傾向にはないため今後の踏み上げ可能性は低いと想定できます。
月足チャートにおいてダウ理論は上昇、各移動平均線の上にローソク足が位置していますが、24か月線・12か月線からの乖離が大きいため一旦の下落を考えることができます。
そのため、エントリー価格は7月28日の安値下抜けとし、3000円付近までの利益を狙います。
約定後のロスカット価格は、7月28日の25日線上抜けに設定し、空売り目線にて明日に臨みます。※決算発表日7月4日済
2809 キュービー 日足チャート 2016/7/28 終値