◆市況状況◆
本日の日経平均は16664.82円、前日比+281.78円、4営業日ぶりの大幅反発となりました。
26日の米国市場は株安(主力企業決算内容はまちまちとなり、前日に続く原油価格の下落やFOMCの結果を見極めたい向きが強く、NYダウは-19.31ドルの18473.75ドルと小幅続落)となりましたが、為替は円安(良好な経済指標内容を好感したドル買いが進み、ドル円は1ドル=104.40円台から104.60円台まで)方向に落ち着き、CME先物が高く推移したことから、日経平均は+143.02円の16526.06円と反発してスタートしました。
寄り天の前日とは反対に寄り底となり、前場は揉み合いながら終えましたが、ランチタイム中の経済対策(50年債の発行)検討報道を好感した先物主導の買いから窓を開けて後場がスタート、
一時+438.39円となる16821.43円をつけましたが、上値を抑えられるも安倍首相発言内容(経済対策事業規模28兆円)を受けた買いが入るなど値動きの荒さをみせながら徐々に高値を切り下げ本日の取引を終えました。
日経平均の日足チャートを確認すると、ダウ理論は上昇、ローソク足は緩やかな上向き75日線・上向き25日線の上に、価格帯別売買高の最大値は現値より下に位置し、MACDはゴールデンクロス中、一目均衡表は再び三役好転となりました。
週足チャートではローソク足は緩やかな下向き13週線・緩やかな下向き26週線の上に位置し、MACDはゴールデンクロス中ですが下向き39週線の下に位置していることから17000円付近まで反発場面があるも上値の重いチャートと言えるでしょう。
また、月足チャートではローソク足は下向き6か月線の上・下向き12か月線・緩やかな上向き24か月線の下に位置しており、ここ数か月揉み合い傾向にありますが、週足同様17000円~18000円付近に上値が抑えられていることから大きな上昇の見込みは少ないと考えることができます。
75日線が下値支持線として機能し、前日までの大幅下落の反動から値を伸ばす1日となりました。
とはいえ、7月21日高値を捉えることなく上髭をつける格好で終えたことから、また、「今週から国内主要企業決算発表が本格化することに加え、
重要イベント(26~27日の米FOMC、28~29日の日銀金融政策決定会合)の結果が出るまでは買いにくい」ことから、明日は高くスタートしたとしても本日同様16800~17000円付近に上値を抑えられる展開となることを想定しています。そのため、明日の上下メドは、
上値メド:7月21日高値16938.96円まで、上抜けした場合は節目の17000円まで、
下値メド:75日線≒週足26週線まで、下抜けした場合は13週線まで、更に下抜けした場合は25日線≒節目の16000円まで、
とみています。
◆推奨銘柄◆
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2212山崎パン
【7/25推奨銘柄】
売買:空売り
エントリー価格:2822円(7/26 約定済)
手仕舞い価格:2985円以上(7/22 高値上抜け)
目標:2700円付近
引き続き、保持です。本日も含み益となる場面がありましたが現在、-0.2%で推移しています。
日足チャートにてダウ理論は下降、ローソク足は上向き75日線の上・緩やかな上向き25日線の下に、価格帯別売買高の最大値はエントリー価格より下に位置し、MACDはデッドクロス中、一目均衡表は三役好転中です。
週足チャートにおいてはダウ理論は上昇、ローソク足は上向き39週線・26週線・13週線の上に位置し、MACDはゴールデンクロス中(デッドクロスまであと少し)、信用残チャートにおいては売り残が買い残より多い事が確認できます。
月足チャートにおいては、上向き24か月線・12か月線・6か月線の上にローソク足が位置し、大きな流れは上向きと言えます。
週足・月足チャートから上目線とみることができますが、本日、日経平均始め大幅に上昇した銘柄が多かった中で下落したことから短期的な上値の重さが感じられ、日足チャートにて、ダブルトップチャートの形状であると判断し、
ロスカット価格は、引き続き、7月22日の高値上抜けに設定し、明日に臨みます。※決算発表日8月2日
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4974タカラバイオ
【7/27奨銘柄】
売買:買い
エントリー価格:1475円以上(7/27 高値上抜け)
手仕舞い価格:1399円以下(7/26 安値下抜け)
目標:1550円付近
新規推奨銘柄です。
日足チャートにてダウ理論は揉み合い(下降崩れ)、ローソク足は横向き75日線・上向き25日線の上に、価格帯別売買高の最大値はエントリー価格より上に位置し、MACDはゴールデンクロス中、一目均衡表は三役好転まであと少しです。
週足チャートにおいてダウ理論は揉み合い、ローソク足は、上向き39週線・26週線・下向き13週線の上に位置しています。
また、信用残チャートにて買い残が増加傾向ではありませんが売り残より多いことが確認できます。
月足チャートにおいてダウ理論は揉み合い、各移動平均線の上にローソク足が位置し、下値サポートの強さを見ることができます。
そのため、エントリー価格は7月27日の高値上抜けとし、短期戦として1550円付近までの利益を狙います。
約定後のロスカット価格は、7月26日の安値下抜けに設定し、買い目線にて明日に臨みます。※決算発表日7月27日済
※日経平均チャートと連動していない独自の動きをする銘柄であり、短期買い目線として推奨いたします。
4974 タカラバイオ 日足チャート 2016/7/28終了時
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