7月22日(本日の市場状況と推奨銘柄)

◆市況状況◆

本日の日経平均は16627.25円、前日比-182.25円、大幅反落となりました。

21日の米株安(ECBドラギ総裁発言は意識されなかったものの原油価格の下落に伴う利益確定売り優勢の展開となり、
NYダウは-77.80ドルの18517.23ドルと10営業日ぶりに反落、過去最高値更新は7営業日連続でストップ)、為替円高(黒田総裁発言内容からリスクオンの円売りが抑制されドル売り円買いが優勢となり、
ドル円は1ドル=107.00円台から105.80円台まで)の流れを受け、日経平均は-197.32円の16612.90円と大幅に反落してスタートしました。
前場は16600~16700円のパーテーション内を揉み合いながら推移し、後場は安値を切り下げ16500円台をつける場面がありましたが大引けにかけて買い戻され、離れ小島(アイランドリバーサル)形成となる16600円台にて本日の取引を終えました。

日経平均の日足チャートを確認すると、ダウ理論は上昇、ローソク足は横向き75日線・緩やかな上向き25日線の上に、価格帯別売買高の最大値は現値より下に位置し、MACDはゴールデンクロス中、一目均衡表は三役好転中です。
週足チャートではローソク足は下向き13週線・緩やかな下向き26週線の上に位置し、MACDはゴールデンクロス中ですが下向き39週線の下に位置していることから反発場面があるも上値が抑えられ大きな流れは引き続き下向きと考えられます。
また、月足チャートではローソク足は下向き6か月線の上に位置していますが、下向き12か月線・緩やかな上向き24か月線の下に位置しており、ここ数か月揉み合い傾向にありますが、大きな目線は下向きとなります。

今週1週間が終わりました。
週間ベースでは続伸ながらも短期的な過熱感から節目の17000円どころ・そしてその上の39週線に上値を抑えられており、更なる上昇は考えにくい(週明けに多少反発して寄り付いたとしても一旦の押し目を作る可能性のほうが高い)と言えるでしょう。
勿論、為替の動きに一喜一憂する展開となることが想定され、「日足チャートでは買い目線ですが、週足・月足チャートでは決して買い目線とは言えず形こそ崩れていませんが崩れてきたら空売りの場面到来」となったとしても、短期的な動きで終えるのではないでしょうか。
今後、国内主要企業決算発表を控え、また、来週28・29日に開催される日銀金融政策決定会合により追加緩和策が打ち出される可能性があるが結果を見極めたいムードもあるため、はっきりとしたトレンドを見ることができず膠着感の強い相場展開になると想定しています。
そのため、来週の上下メドは、
上値メド:節目の17000円まで、上抜けした場合は5月高値17251.36円まで、
下値メド:週足26週線~75日線まで、下抜けした場合は週足13週線まで、更に下抜けした場合は節目の16000円まで、
とみています。

 

◆推奨銘柄◆

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4912 ライオン
【7/13推奨銘柄】
売買:空売り
エントリー価格:1652円(7/14 約定済)
手仕舞い価格:1646円以上(7/20 高値上抜け)
目標価格:1600円付近(7/15 1600円到達 +3.1%)

引き続き、保持です。
既に目標価格である1600円(+3.1%)に到達した銘柄です。その後更に値を下げ+6.3%となる場面がありましたが、現在+3.1%で推移しています。
日足チャートにてダウ理論は上昇継続、ローソク足は上向き75日線の上・緩やかな下向き25日線の下に、価格帯別売買高の最大値は現値より上に位置し、MACDはデッドクロス中、一目均衡表は本日三役逆転となりました。
週足チャートにおいてローソク足が、上向き39週線・26週線・13週線の上に位置しています。信用残チャートにおいては売り残が買い残より多いですが、売り残急減・買い残急増のため、MACDがデッドクロスしていることから今後の下落が考えられます。
月足チャートにおいては、上向き24か月線・12か月線・6か月線の上にローソク足が位置しており大きな流れは上向きと言えますが、ローソク足と24か月線との乖離が大きいため、6か月線付近までの下落を考えることができます。
手仕舞い価格は、引き続き、7月20日の高値上抜けに設定し来週に臨みます。

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3769 GMOPG
【7/15推奨銘柄】
売買:空売り
エントリー価格:5160円(7/19 約定済)
手仕舞い価格:5650円(7/22 約定済)
目標:4900円付近

本日、残念ながら手仕舞いとなりました。
前日の大幅反落にて-4.5%まで、本日寄り付き後に-3.5%まで戻したのですが、異常なまでの上昇(ナンピン売りともとれる売りものを消化しようとする出来高を伴った買いと、売り方の買戻しの連鎖なのか、一気に上昇していった)により、-9.5%のロスカットとなりました。
今回の敗因として、ダウ理論は下降中でありますが75日線との乖離が大きかったこと、が挙げられます。移動平均線を下抜けした後、下に膨らみながら移動平均線まで戻ろうとするタイミングでの安値を掴んでしまったため、このような結果となりました。
移動平均線との乖離が大きかったことを深く反省し、次のトレードでしっかり挽回してまいります。

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2871 ニチレイ
【7/20推奨銘柄】
売買:買い
エントリー価格:968円(7/21 約定済)
手仕舞い価格:949円以下(7/21 安値下抜け)
目標:1010円付近

引き続き、保持です。
現在、-0.4%で推移しています。
日足チャートにてダウ理論は揉み合い、ローソク足は緩やかな上向き75日線・上向き25日線の上に、価格帯別売買高の最大値は現値より下に位置し、MACDは本日再びゴールデンクロスになり、一目均衡表は三役好転中です。
週足チャートにおいてはダウ理論は揉み合い、ローソク足は緩やかな上向き39週線・上向き26週線・13週線の上に位置し、MACDはデッドクロス中、信用残チャートにおいては大差はありませんが買い残と売り残が逆転しました。
月足チャートにおいては、上向き24か月線・12か月線・6か月線の上にローソク足が位置し、大きな流れは上向きと言えます。
前日ザラ場中のように本日再びゴールデンクロスで終えたことから、今後の直近高値更新期待のもてる流れになってきました。
以上から、ロスカット価格は前日同様7月21日の安値下抜けに設定し、来週に臨みます。

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3092 スタートトゥディ
【7/22推奨銘柄】
売買:空売り
エントリー価格:4945円以下(7/22 安値下抜け)
手仕舞い価格:5300円以上(7/22 25日線上抜け)
目標:4700円付近

新規推奨銘柄です。
日足チャートにてダウ理論は下降中、ローソク足は緩やかな上向き75日線・横向きから緩やかな下向きに変化した25日線の下に、価格帯別売買高の最大値はエントリー価格より上に位置し、MACDはデッドクロス中、一目均衡表は三役好転中です。
週足チャートにおいてはダウ理論上昇が崩れ、ローソク足は13週線の下・上向き39週線・26週線の上に位置し、MACDはデッドクロス中、信用残チャートにおいては売り残が少し多いですが、売り残は減少傾向にあります。
月足チャートにおいては、上向き24か月線・12か月線・6か月線の上にローソク足が位置し、大きな流れは上向きと言えますが、過去チャートから判断すると24か月線からの乖離が大きいことが言えます。
以上から、エントリー価格は7月22日安値下抜けに設定し、4700円付近までの利益を狙います。
約定後のロスカット価格は、一旦大きくとり、7月22日の25日線上抜けに設定し、空売りのスタンスで来週に臨みます。
来週、約定せずに反発した場合は、本銘柄を推奨から外します。なお、本銘柄の決算発表が7月29日のため、短期戦といたします。

※売買高が多いとは言えない銘柄のため、大量に注文をしますと目立ちますので、その後ロスカットさせられる方向に株価が動きます。そのため、エントリーする際は板の状態を確認していただき、少な目(例:200~500株)にしていただくか、または数回に分けてエントリーくださいますようお願いいたします。

3092 スタートトゥディ 日足チャート
3092 スタートトゥディ 日足チャート 2016/7/22ザラ場終了時