◆市況状況◆
本日の日経平均は16810.22円、前日比+128.33円、反発となりました。
20日の米株高(過熱感はあるものの良好な主要決算内容を好感し、NYダウは+36.02ドルの18595.03ドルと9営業日続伸、7営業日連続で過去最高値を更新)、為替円安(ドル円は1ドル=106.10円台から106.80円台まで)の流れを受け、日経平均は+173.29円の16855.18円と大幅に反発してスタートしました。
日銀追加緩和期待からリスクオンの円売りが加速し、為替ドル円は107.40円台をつけたことから株価は上げ幅を拡大、+257.07円の16938.96円をつける場面がありました。
しかし、その後は為替円安一服に伴い前場高値圏となる18900円付近に上値を抑えられ上げ幅を縮小、16800円ラインを上下に揉み合いながら5営業日ぶりの陰線示現にて本日の取引を終えました。
日経平均の日足チャートを確認すると、ダウ理論は上昇、ローソク足は横向き75日線・緩やかな上向き25日線の上に、価格帯別売買高の最大値は現値より下に位置し、MACDはゴールデンクロス中、一目均衡表は三役好転中で、買い目線のチャートになってきたことが把握できます。
しかし、週足チャートではローソク足は下向き13週線・緩やかな下向き26週線の上に位置し、MACDはゴールデンクロス中ですが下向き39週線の下に位置していることから上値が抑えられ大きな流れは引き続き下向きと考えることができます。
また、月足チャートではローソク足は下向き6か月線の上に位置していますが、下向き12か月線・緩やかな上向き24か月線の下に位置しており、ここ数か月揉み合い傾向にありますが、大きな目線は下向きとなります。
為替円安が買い安心感に繋がりました。
前日、「底堅さは意識されており、下値支持線ともとれる各移動平均線が待機している」と述べましたように、強い下支えパワーが本日の株価に反映されたと考えます。
政府の大規模経済対策(20兆円規模)に対する期待先行の買いがどこまで続くのか疑問の残るところですが、当面は株価下支えの原動力に繋がると言えるでしょう(今夜のECBドラギ総裁発言内容も株価サポートの要因になる可能性があります)。
とはいえ、日足・週足・月足の各チャートから判断すると、日足チャートでは買い目線ですが、週足・月足チャートでは決して買い目線とは言えず形こそ崩れていませんが崩れてきたら空売りの場面到来と言えるでしょう。
為替の動きに左右されやすく、上にも下にも動きやすい相場であることから、明日以降の上下メドは、
上値メド:節目の17000円まで、上抜けした場合は5月高値17251.36円まで、
下値メド:週足26週線~75日線まで、下抜けした場合は週足13週線まで、更に下抜けした場合は節目の16000円まで、
とみています。
◆推奨銘柄◆
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4912 ライオン
【7/13推奨銘柄】
売買:空売り
エントリー価格:1652円(7/14 約定済)
手仕舞い価格:1646円以上(7/20 高値上抜け)
目標価格:1600円付近(7/15 1600円到達 +3.1%)
引き続き、保持です。
既に目標価格である1600円(+3.1%)に到達した銘柄です。その後更に値を下げ+6.3%となる場面がありましたが、現在+3.5%で推移しています。
日足チャートにてダウ理論は上昇継続、ローソク足は上向き75日線の上・横向き25日線の下に、価格帯別売買高の最大値は現値より上に位置し、MACDはデッドクロス中、一目均衡表は三役逆転手前(逆転中)です。
週足チャートにおいてローソク足が、上向き39週線・26週線・13週線の上に位置しています。
信用残チャートにおいては売り残が買い残より多いですが、売り残急減・買い残急増のため、MACDがデッドクロスしていることから更なる下落が考えられます。
月足チャートにおいては、上向き24か月線・12か月線・6か月線の上にローソク足が位置しており大きな流れは上向きと言えますが、ローソク足と24か月線との乖離が大きいため、6か月線付近までの下落を考えることができます。
手仕舞い価格は、引き続き、7月20日の高値上抜けに設定し明日に臨みます。
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3769 GMOPG
【7/15推奨銘柄】
売買:空売り
エントリー価格:5160円(7/19 約定済)
手仕舞い価格:5650円以上(7/21 25日線上抜け)
目標:4900円付近
引き続き、保持です。
前日の大幅反発で含み損が-8.5%でありましたが、本日の大幅反落にて-4.5%となりました。
日足チャートにてダウ理論は下降、ローソク足は下向き75日線・下向き25日線の下に、価格帯別売買高の最大値は現値より上に位置し、MACDはデッドクロス中、一目均衡表は三役逆転中です。
週足チャートにおいてローソク足は、緩やかな上向き39週線・下向き26週線・13週線の下に位置し、信用残チャートにて買い残が多く・売り残が少ないことから上値の重さが感じられるチャートと言えます。
月足チャートにおいてローソク足は、上向き24か月線の上に、12か月線・6か月線の下に位置し24か月線付近までの下落を考えることができます。
上値の重さが考えられること(25日線・日足一目基準線・12か月線に上値を抑えられている、買い残の多さや価格帯別売買高からも上値が重いと判断)から、引き続き手仕舞い価格を強気の25日線上抜けに設定し、明日に臨みます。
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2871 ニチレイ
【7/20推奨銘柄】
売買:買い
エントリー価格:968円(7/21 約定済)
手仕舞い価格:949円以下(7/21 安値下抜け)
目標:1010円付近
本日、約定しました。
現在、-1.3%で推移しています。
日足チャートにてダウ理論は揉み合い、ローソク足は緩やかな上向き75日線・上向き25日線の上に、価格帯別売買高の最大値は現値より下に位置し、MACDはデッドクロス中(ザラ場中、約定したことでゴールデンクロスとなるが、売り物に押されデッドクロスに戻る)、一目均衡表は三役好転中です。
週足チャートにおいてはダウ理論は揉み合い、ローソク足は緩やかな上向き39週線・上向き26週線・13週線の上に位置し、MACDはデッドクロス中、信用残チャートにおいては大差はありませんが買い残と売り残が逆転しました。
月足チャートにおいては、上向き24か月線・12か月線・6か月線の上にローソク足が位置し、大きな流れは上向きと言えます。
上昇する可能性がありますが本日日足MACDがゴールデンクロスしなかったことから、ロスカット価格は早めの手仕舞いを優先し、7月21日の安値下抜けに設定し、明日に臨みます。
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