7月15日(本日の市場状況と推奨銘柄)

◆市況状況◆

本日の日経平均は16497.85円、前日比+111.96円、5営業日続伸となりました。

14日の米国市場は株高(良好な経済指標や原油高を好感した買いが集まり、NYダウは+134.29ドルの18506.41ドルと5営業日続伸、3営業日連続で史上最高値を更新)となりましたが、
為替はイッテコイ(ドル円は1ドル=105.30円台から105.90円台まで円安進行するも105.30円台で落ち着く)となり、日経平均は+10.23円の16396.12円と小幅続伸にてスタートしました。
その後は戻り待ち売りをこなしながら急速な円安(1ドル=106.30円台まで)を好感した買いが集まり、後場にはザラ場ベースにて6月10日以来となる16600円台到達の場面がありましたが、3連休を控えた手仕舞いから上げ幅を縮小し16500円を僅かに割込む上髭陽線示現にて本日の取引を終えました。

日経平均の日足チャートを確認すると、ダウ理論は上昇(6月24日高値上抜けによる短期的な上昇)、ローソク足は緩やかな下向き75日線・横向き25日線の上に、価格帯別売買高の最大値は現値より下に位置し、MACDはゴールデンクロス中、一目均衡表は三役逆転が崩れ好転となりました。
週足チャートではローソク足は下向き13週線・下向き26週線の上に位置し、MACDはゴールデンクロス中、今週大きく反発しましたが下向き39週線の下に位置していることから大きな流れは引き続き下向きと考えることができます。
月足チャートではローソク足は下向き6か月線の上に、下向き12か月線・緩やかな上向き24か月線の下に位置しており、ここ数か月揉み合い傾向にありますが、大きな目線は下向きとなります。

今週1週間を終えましたが、為替の動向に株価が追随する1週間であったと言えます(ドル円は1ドル=100.50円台から106.30円台と急速な円安進行)。
前日「終値べースで75日線を上抜けしたことから、今後75日線が下値支持線として機能する可能性が出てきました」と述べましたように、週足ベースでは26週線を上抜けする大きな陽線が示現、日足べースでは本来あるべき株価である75日線を上抜けして終え、いよいよ買いのシグナルが発生してきたと言えます。
しかし、週足・月足チャートにおいてはいずれも本来あるべき株価である39週線・24か月線の下にローソク足が位置していることから、短期的な上昇による17000円付近(5月高値≒下向き39週線)までの買い目線で考えることができますが、その後は更なる上昇の見込みは少なく再び日足25日や75日線・週足13週線や26週線までの下落となると想定しています。
月末予定の日銀金融政策決定会合期待もあることから、短期的上昇も考えられると述べましたが、連日の上昇で過熱感も意識され、日足ボリンジャーバンドの+2σに上値を抑えられたり、一目均衡表の変化日に上値を抑えられる可能性もゼロではありません。
以上をふまえ、来週の上下メドのポイントとしては、
上値メド:6月8日高値16830.92円まで、上抜けした場合は節目の17000円まで、
下値メド:週足26週線~75日線(16397~16327円)まで、下抜けした場合は週足13週線(16262円)まで、更に下抜けした場合は節目の16000円まで、
とみています。

 

◆推奨銘柄◆

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4912 ライオン
【7/13推奨銘柄】
売買:空売り
エントリー価格:1652円(7/14 約定済)
手仕舞い価格:1660円以上(7/15 高値上抜け)
目標価格:1600円付近(7/15 1600円到達 +3.1%)

引き続き、保持です。
本日、目標価格である1600円(+3.1%)に到達しました。その後更に値を下げ+6.3%となる場面がありましたが、現在+4.9%で推移しています。
日足チャートにてダウ理論は上昇継続、ローソク足は上向き75日線の上・下向き25日線の下に、価格帯別売買高の最大値は現値より上に位置し、MACDはデッドクロス中、一目均衡表は三役好転手前です。
週足チャートにおいてローソク足が、上向き39週線・26週線の上に位置していますが13週線を下抜けし、信用残チャートにおいては売り残が買い残より多いですが、直近の株価下落に伴い買い残が増加傾向にあり、MACDが13週線を下抜けしたことから更なる下落が考えられます。
月足チャートにおいては、上向き24か月線・12か月線・6か月線の上にローソク足が位置しており、大きな流れは上向きと言えますが、ローソク足と24か月線との乖離が大きいため、6か月線付近までの下落を考えることができます。
手仕舞い価格を切り下げ、7月15日の高値上抜けに設定し来週に臨みます。
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3756豆蔵
【7/13推奨銘柄】
売買:買い
エントリー価格:1022円(7/14 約定済)
手仕舞い価格:981円(7/15 約定済)
目標:1070円付近

本日、手仕舞いとなりました。
約定後、含み益となる場面がありましたが、売り物に押されたことで、-4.0%のロスカットとなりました。敗因は、エントリー時の成り行き注文・逆指値注文の成行きにより高値を掴まされたことによるものと考えられます。
値動きが荒い銘柄だけに、早めのロスカットができたことは良いことですが、大きな流れが上向きで上昇余地があったことから悔しさの残るトレード結果となりました。
本銘柄を推奨から外します。新規推奨銘柄へ変更してください。
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4751 サイバーエージェント
【7/15推奨銘柄】
売買:空売り
エントリー価格:5900円以下(7/15 安値下抜け)
手仕舞い価格:6380円以上(7/14 高値上抜け)
目標:5600円付近

新規推奨銘柄です。
日足チャートにてダウ理論は下降、ローソク足は上向き75日線の上に、緩やかな上向き25日線の下に、価格帯別売買高の最大値はエントリー価格より下に位置し、MACDはデッドクロス中、一目均衡表は現在三役好転中です。
週足チャートにおいてはダウ理論上昇、ローソク足は上向き39週線・26週線・13週線の上に位置し、MACDはゴールデンクロス中、信用残チャートにおいては買い残が売り残より多く、増加傾向にあることから上値の重さありと考えることができます。
月足チャートにおいては、上向き24か月線・12か月線・6か月線の上にローソク足が位置し、大きな流れは上向きと言えますが、2015年4月・2014年2月のように陽線後の陰線示現から一旦下落する可能性ありと考えることができます。
日足一目均衡表は三役好転中ですが、好転してからだいぶ経過していることや、ダウ理論上昇が崩れ下降になったことから空売り目線として、エントリー価格は7月15日安値下抜けに設定し、13週線付近となるであろう1560円付近までの利益を狙います
約定後のロスカット価格は、7月14日の高値上抜けに設定し、空売りのスタンスで来週に臨みます。

4751 サイバーエージェント 日足チャート
4751 サイバーエージェント 日足チャート(2016/7/15終了時)

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3769 GMOPG
【7/15推奨銘柄】
売買:空売り
エントリー価格:5160円以下(7/15 安値下抜け)
手仕舞い価格:5710円以上(7/15 25日線上抜け)
目標:4900円付近

新規推奨銘柄です。
日足チャートにてダウ理論は下降、ローソク足は下向き75日線・下向き25日線の下に、価格帯別売買高の最大値はエントリー価格より上に位置し、MACDはデッドクロス中、一目均衡表は三役逆転中です。
週足チャートにおいてローソク足は、緩やかな上向き39週線・下向き26週線・13週線の下に位置し、信用残チャートにて買い残が多く・売り残が少ないことから上値の重さが感じられるチャートと言えます。
月足チャートにおいてローソク足は、上向き24か月線の上に、12か月線・6か月線の下に位置し24か月線付近までの下落を考えることができます。
そのため、エントリー価格は7月15日の安値下抜けとし、4900円付近までの利益を狙います。
約定後のロスカット価格は、7月15日の25日線上抜けに設定し、空売り目線にて来週に臨みます。

3769 GMOPG 日足チャート
3769 GMOPG 日足チャート(2016/7/15終了時)