7月12日(本日の市場状況と推奨銘柄)

◆市況状況◆

本日の日経平均は16095.65円、前日比+386.83円、大幅続伸となりました。11日の米株高(英国政局不安後退による欧州株高や好調な経済指標を受けて、NYダウは+80.19ドルの18226.93ドルと続伸、年初来高値を更新し史上最高値を目指す動きへ)、為替円安(欧米株高を背景にリスクオンの円売りが加速し、ドル円は1ドル=101.40円台から102.70円台まで)の流れを受け、日経平均は+252.48円の15961.30円と窓を開け25日線を大きく上抜けしてスタートしました。
売り方の買い戻しや政策期待の買いから直ぐに上値メドのひとつであった節目の16000円を回復すると更に上げ幅を拡大、16200円を捉えました。
後場は手仕舞い売りもあり上げ幅を縮小しながらも16000円台を回復(終値ベースでは6月23日以来)して本日の取引を終えました。日経平均の日足チャートを確認すると、ダウ理論は下降が崩れ、ローソク足は下向き75日線の下・下向き25日線の上に、価格帯別売買高の最大値は現値付近に位置し、MACDはゴールデンクロス中、一目均衡表は三役逆転中です。
週足チャートではローソク足は下向き13週線・26週線・39週線の下に位置し、MACDはデッドクロス中、大きく反発してはいますが流れは引き続き下向きと言えます。
月足チャートではローソク足は下向き6か月線・12か月線・緩やかな上向き24か月線の下に位置しており、依然として大きな目線は下向きとなります。
ここ2営業日大きく上昇する場面があっても長い目で見た場合上値が重く上昇継続するパワーは弱いと考えることができます。この2日間で約1000円ほど上昇しました。
しかし、上記チャート解説からも前日述べましたように「全体の流れが下向きで投資家の不安心理が未だ解消されていない」・「明日続伸したとしてもその後再び下落(急落)してもおかしくない相場」と考えることができます。
どこかで大きな戻り待ち売り勢力が待機している可能性が高く、そのポイントとしては、週足13週線(16231円)付近、日足75日線(16353円)付近、週足26週線(16381円)付近、月足6か月線(16393円)付近と、上値抵抗となるポイントが複数存在します。
そのため、これらのポイント付近まで上昇することはあってもその後の上昇は見込めず、本日開けた分の窓埋めを意識した展開になると想定しています。
逆にこれらのポイントを上抜けしていくことで、その後揉み合いながらも大きく上昇していく可能性が高くなり、私たちの戦略も変更していくことになります。
推奨銘柄については、本日1銘柄が手仕舞い、昨日の新規推奨銘柄は本日大きく窓をあけて上昇していきましたので未約定とさせていただきました(本日約定し、手仕舞いされていない会員様は早めに利益確定をしてください)。

◆推奨銘柄について◆

_______________

9984 ソフトバンク
【7/7推奨銘柄】
売買:空売り
エントリー価格:5514円(7/8 約定済)
手仕舞い価格:5794円(7/12 約定済)
目標:5200円付近

約定後、+2.3%の含み益の場面がありましたが、連日の急上昇により-5.1%のロスカットとなりました。
ロスカット価格まで0.5%の値幅があるため、本日約定できなかった会員様は本日終値上抜けにて手仕舞いしてください。
各チャートにてトレンドは崩れ、含み益が生じていた銘柄だけに非常に残念ですが、敗因としては、約定後の手仕舞い価格を大きく取り過ぎていたこととなります。
本銘柄を推奨から外してください。
_______________

1893 五洋建設
【7/11推奨銘柄】
売買:買い
エントリー価格:556円以上(7/11 高値上抜け)
手仕舞い価格:531円以下(7/11 安値下抜け)
目標:575円付近

本日、エントリー価格よりだいぶ上から始まりそのまま上昇していきましたので、約定されなかったと判断し、
本銘柄を推奨から外します。