7月29日(本日の市場状況と推奨銘柄)

◆市況状況◆

本日の日経平均は16569.27円、前日比+92.43円、ザラ場乱高下を経ての反発となりました。

28日の米株小幅安(原油価格の続落や主要企業決算内容の流れから、NYダウは-15.82ドルの18456.35ドルと4営業日続落)、為替円高(原油続落も日銀追加緩和期待感から円売りが進み、ドル円は1ドル=104.80円台から105.20円台まで)となりましたが、
寄り前のAM7時過ぎに急激な円買いが入り為替ドル円が103円台をつけたことから、日経平均は-117.16円の16359.68円と続落してスタートしました。
前場は日銀金融政策決定会合の結果待ちで揉み合いながら推移しましたが、日銀の追加緩和決定に伴うランチタイム中の先物乱高下により、後場寄り後に+200円超をつけたものの直後に-300円超もの急反落を見せるなど様々な思惑から相場操縦ともとれるような短期売買が拡がりました。
売り一巡後は切り返しプラス圏へ転換し、16500円台にて本日の取引を終えました。

日経平均の日足チャートを確認すると、ダウ理論は上昇、ローソク足は緩やかな上向き75日線・上向き25日線の上に、価格帯別売買高の最大値は現値付近に位置し、MACDはデッドクロス中、一目均衡表は三役好転が崩れた状態です。
週足チャートではローソク足は緩やかな下向き13週線・緩やかな下向き26週線の上に位置し、MACDはゴールデンクロス中ですが下向き39週線の下に位置していることから17000円付近まで反発場面があるも上値の重さから更なる上昇は考えにくいと言えるでしょう。
また、月足チャートではローソク足は下向き6か月線の上・下向き12か月線・緩やかな上向き24か月線の下に位置しており、ここ数か月揉み合い傾向にありますが、週足同様17000円~18000円付近に上値が抑えられていることから大きな上昇の見込みは少ないと考えることができます。

今月1か月を終えました。月足ベースでは陽線示現、週足ベースでは下髭陰線示現と、強さはないですがいずれも下支えのある相場展開でありました。
本日のビッグイベントである日銀金融政策決定会合の結果(ETFの買いをほぼ倍増するという内容のみ、ヘリコプターマネーもなく国債買い入れもなく限りなく現状維持に近い状態)により、期待値が大きかっただけに為替同様大きく乱高下しましたが、結果的に75日線に支えられる強さが見られました。
これまで述べてきましたように来週も引き続き「75日線が下値支持線として機能」する可能性があり、「75日線と7月21日の高値の中を上下」しながら動き、もし上下に抜けた場合には、上値は節目の17000円まで、下値は節目の16000円まで、とみることができるでしょう。
はっきり方向感が出ていないため、来週の戦略としては、銘柄にもよりますが利を大きく伸ばすことよりも早めに手仕舞いすることを優先したトレードで相場に臨みます。

 

◆推奨銘柄◆

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2212山崎パン
【7/25推奨銘柄】
売買:空売り
エントリー価格:2822円(7/26 約定済)
手仕舞い価格:2828円以上(7/29 終値上抜け)
目標:2700円付近

引き続き、保持です。ザラ場中、2774円をつけ+1.7%となる場面がありましたが、引けにかけて買い戻されたことから、現在-0.2%で推移しています。
日足チャートにてダウ理論は下降、ローソク足は上向き75日線の上・緩やかな上向き25日線の下に、価格帯別売買高の最大値は現値より下に位置し、MACDはデッドクロス中、一目均衡表は三役好転中(間もなく遅行線がローソク足の下に抜けることが確認できる)であり、ダブルトップチャートの形状であると判断することができます。
週足チャートにおいてはダウ理論は上昇、ローソク足は上向き39週線・26週線・13週線の上に位置し、MACDはゴールデンクロス中(デッドクロスまであと少し)、信用残チャートにおいては売り残が買い残より多い事が確認できます。
月足チャートにおいては、上向き24か月線・12か月線・6か月線の上にローソク足が位置し、大きな流れは上向きと言えます。
日足チャートにてダブルトップの形のため、空売り続行していますが、決算発表日までには手仕舞いをする必要があることからロスカット価格を更に切り下げ、7月29日の終値上抜けに設定し、来週に臨みます。
来週月曜日にロスカット価格にかからなかった場合、再度手仕舞い価格を月曜日にお伝えいたします。※決算発表日8月2日

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4974タカラバイオ
【7/27奨銘柄】
売買:買い
エントリー価格:1481円(7/28 約定済)
手仕舞い価格:1429円以下(7/29 75日線下抜け)
目標:1550円付近

引き続き、保持です。現在、+1.6%で推移しています。
日足チャートにてダウ理論は上昇、ローソク足は横向き75日線・上向き25日線の上に、価格帯別売買高の最大値は現値より上に位置し、MACDはゴールデンクロス中、一目均衡表は三役好転中です。
週足チャートにおいてダウ理論は揉み合い、ローソク足は、上向き39週線・26週線・横向き13週線の上に位置し、MACDはゴールデンクロス中です。
しかし、信用残チャートにて買い残が増加傾向ではありませんが売り残より多く、上値の重さが感じられます。
月足チャートにおいてダウ理論は揉み合い、各移動平均線の上にローソク足が位置し、下値サポートの強さを見ることができます。
ロスカット価格を切り上げ、7月29日の75日線下抜けに設定し、来週に臨みます。※決算発表日7月27日済

7月27日記
日経平均チャートと連動していない独自の動きをする銘柄であり、短期買い目線として推奨いたします。

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2809キューピー
【7/28推奨銘柄】
売買:空売り
エントリー価格:3125円(7/29 約定済)
手仕舞い価格:3290円以上(7/29 25日線上抜け)
目標:3000円付近

本日、約定しました。約定後、+1.0%をつける場面がありましたが反発して-1.3%で推移しています。
日足チャートにてダウ理論は下降、ローソク足は上向き75日線の上・緩やかな下向き25日線の下に、価格帯別売買高の最大値は現値より下に位置し、MACDはデッドクロス中、一目均衡表は三役好転が崩れています(逆転中、雲入りすることで三役逆転へ)。
週足チャートにおいてダウ理論は上昇、ローソク足は、上向き39週線・26週線・13週線の上に位置しています。
信用残チャートにて売り残が買い残より少し多いですが増加傾向にはないため今後の踏み上げ可能性は低いと想定できます。
月足チャートにおいてダウ理論は上昇、各移動平均線の上にローソク足が位置していますが、24か月線・12か月線からの乖離が大きいため一旦の下落を考えることができます。
ロスカット価格は、7月29日の25日線上抜けに設定し、来週に臨みます。※決算発表日7月4日済